メンズエステ『センズスパ』 其の壱 数々のセラピストが愛用している右上を向いた白い鳥マークは、どこを目指し、どこに飛んでいくのだろう

「『#歌ってる時とエッチしてる時の顔は一緒』て書いてあるよぉ」
「マジかぁ、オレ一緒? 」
「知らないよぉ」

どこかの誰かがつけたハッシュタグに喜んでいる男女2人の声が、静かな電車の中に響き渡る

この季節らしい会話だ

月曜日の朝は眠い人がたくさんいるので、2人の会話は耳にこたえるだろう

実際のところ、どんな顔していようがどうでもいい

付き合い始めか?
若しくは、付き合って数回「した」くらいの時期か?

電車の中があまりにも静かなので、徐々に声を潜めていく

時折、笑い声だけボリュームを上げるが、すぐにまたヒソヒソ声になる

私たちは楽しい会話をしてますよ、と周りにアピールしているようだ

Twitterを見ているようだが、ボクにとってはどうでもいい話だ

ふと、窓を見ると、抜けるような青空が目に飛び込んでくる

不安定な天候もようやく落ち着き、初夏の足音を感じることができる大好きな季節だ

東京都足立区の外れには「日暮里舎人ライナー」というモノレールが走っている

地上から30mの高さの線路を走るこの白い車両は、街全体を見下ろせるからとても気持ちがいい

王様にでもなった気分だ

1人用のシートで、外を眺めながら日暮里駅へ向かう

時間を感じさせない青い空に、ゆったりとした朝

そんな記憶が残っている

ボクはカバンから取り出したケータイでTwitterを開いた

ムチムチのボディと「満員御礼」の文字

圧倒的な存在感と、一度見たら忘れないその名前を脳裏に焼き付け、静かに目を閉じた

「ブルマ…ち……」

 

2週間前、新宿……

メンズエステ業界に携わる者が、日本にどれだけいるのだろう?

調べたことはないが、この業界が狭い世界であることに違いはない

繁華街でスレ違うスーツの男や、普通の企業では考えられない目つきの男

手首に高級であろう腕時計が重そうにブラ下がっていると、どこかのお店の社長だろうか?
と、思ってしまう

「?」マークの商売はたくさんあるのでメンエスとはいえないが、足繁く通っているのでそう考えてしまうのだろう

ボクがいわゆる「ブロガー」になって、10年の歳月が経った

メンエスなんて、風俗みたいなものだろうと考えていたが、実際のところそうでもない

普通の? 女の子も数多い

「マッサージしてる時に、勃起したティンコを見て欲情しちゃうセラピストなんていないよ! AVの観過ぎ! 」
と言われそうだ

聞くところによるとメンエスとはいえ、完全に利益を生むシステムが構築されているので、法人化し運営しているところも多く存在する

働く女の子の心のケアもしっかりしてるし、れっきとしたビジネスとして成り立っているようだ

それらのお店に客として入り、室内の雰囲気、セラピストの容姿、施術内容などを面白おかしく書いてブログにアップする

大義名分として、これから行こうとする人たちへのアドバイスと、内容によりけりだがお店の宣伝効果も期待できる

しかし本音を言えば

そんな使命感など全くない

単純に

「肩がコッているから」

そこがスタートだった

とはいえ、文章を書き、それを読んだ人たちから「面白くてコーヒーを吹き出しそうでした」や「笑いをガマンできず、電車を降りました」などのコメントがくると嬉しくなった

さらに「ブログを読んで、お店に行ってきました」というコメントが入ると、魔法使いにでもなった気分になる

文章一つで複数の人を動かし、お店に金を落とさせるのだ

そう思うのも致し方ない

それに、掲示板に短い文字で書き込み、品性下劣な言い合いをしてるヤツらとは違う

そういう自負もあった

人の感情を左右させる文章を書いてこそ、表現者であり真のブロガーなのだろう

ブログを書きはじめ、そしてここまでの考えになった発端は、この新宿にあるゴールデン街

「ブロガー」という新人類を生み出した人たち

いわゆる、第二世代エステブロガーだ

その中でも綴るレポに作品性を持ち込み、方向性を決定づけたバカツルブログ

エステファン御用達の酒場を新宿にて開店させ、エステブロガーを集めてのエステサミットを主催

ブログ上だけでなくエステ界のオピニオンリーダーとしての役割を果たしてきたバカツルブログは、ボクに大きな影響を与えた

通称「バカツル酒場」

そこで何が語られ、何が創り出されたのか

関心を持ちながらも、一度も訪れたことはないし、訪れようともしない

ただただ、更新される記事を眺めるだけであった

そして、ゴンザレス歌麿として活動を開始した数ヶ月後、バカツルブログに興味深い記事がアップされた

 

『恐るべき子供たち~第三世代エステブロガーたち~』

テーマ: 前衛的、実験的ブログ世界
2011-08-14 02:05.56

グーデリアンを知らない子供たち。
かつて我々、第二世代エステブロガーはそう呼ばれた。
グーデリアン、Gメン多村、かえるくん・・・
こういったエステブログ界の先人たちとブログ上でからむことなく、我々は我々だけのコミニティを作り、やがてそれはリアルの場に発展し、バカツル酒場は生まれた。

エステブログ界の世代間の断絶というのは今に始まったことではない。
二年前の時点ですでに我々エステブログ第二世代と、グーデリアンら第一世代の間には、大きな溝があった。
ちなみにエステブログ第二世代とは、Mask以降バカツルを経てテル、クニ、クッカあたりまでのブロガーをさす。

最近、酒場で「ひげばん」なるブロガーが話題になった。
シュタイナー中佐曰く「コメントのやりとりしてるエステブロガーだ。」
グリコ曰く「アタシもコメントもらってるよ。」
グリコがコメントをもらってるのに私が知らないというわけにはいかない。
ひげばん氏にグリコへのコメントのお礼もかねてアメンバー申請を行った。

そうして今日、ひげばん氏の記事を初めて読んでみた。
何よりも衝撃を受けたのは、そのコメント欄である。
そこには!
私の知らないエステブロガー達がワンサカと存在したのである!
エステブログ第三世代の存在を始めて知った瞬間であった。

我々が第一世代と交流を持たなかったように、
第三世代も我々の世代とはほとんど交流を持っていない。
ひげばん氏コメント欄で知ってる名前といえば、シュタイナーの他は唯一クロネコ氏だけであった。
おそらく多くの我々世代のブロガー達も彼らの存在を知らないはずだ。
まさしく世代間の断絶である。

ひげばん氏の得意のフレーズ。
ニヤリッである。
平成21年11月に私が発表した、
”ニヤリ”と”ナイショでお願いします”を大批判した傑作記事も彼らは知らないであろう。
その前に”ニヤリ”を得意技としていたマッサ大王の存在すら知らないかもしれない。
私が彗星の如くエステブログ界に現れて、一躍トップブロガーに駆け上ってゆく姿も彼らは見てないであろう。

我々がグーデリアンを知らない子供たちであったように、彼らはバカツルを知らない子供たちなのである。
恐るべき子供たちはいつの時代も、先人の知らない所で生まれてきた。

今後私は、恐るべき子供たち、彼らと積極的に絡んでいきたいと考えている。
ひげばん氏及び、彼のコメント欄にコメントを入れている第三世代ブロガー達に、ぺタやコメで絡んでいこうと考えている。
バカツルが本当にぺタをするのか?
どうせやらないだろう!
そんな声が聞こえてきそうだが、このブログを書き終わったら、ぺタ活動に本気で勤しんでみるつもりである。

エステブログ界の世代間断絶。
これを取っ払ってやろうと考えている。
第三世代エステブロガー諸君よ!
今後はよろしくお頼み申します!

参照元
https://ameblo.jp/hiyatoy/entry-10985367684.html

 

エステブログ第三世代

まさにボクたちのことである

ひげばん氏とは頻繁にコメントのやりとりをしていたし、その他のブロガーにもコメントを入れていた

そのコメント欄に、グーデリアン世代はもちろん、第二世代ブロガーたちのコメントもなかった

ボクらはボクらのムーブメントを起こしていた

・UCC(アンダーヘアカットクラブ)
アンダーヘアをツルツルにし、コメントで報告
さらに、主にチャイエスの女の子に見られる若しくは見つけられる、という活動

・サイン探し
お店に突入した時、壁やトイレなどに小さくサインをし、後日他のブロガーが確認しにいく、という活動

主に新宿界隈の店に行っていた第二世代とは違い、神田のチャイエスを中心に動いていた

誰かがブログを書くと、誰かが行く

いいお店だとまた誰かが行き、そしてまた書く

他のエリアで遊んでいるお客も神田に足を運び、お店が忙しくなると綺麗なセラピストも自然と集まってくる

偶然の産物とはいえ、神田のお店の記事が増えていく

そんなスパイラルの中、第二世代エステブロガーに気になる記事がアップされた

 

『発表!1月度エステブロガーランキング!』

テーマ:ブログ
2012-01-31 13:58:01

つい先程、エステブログ最高評議会選定による、1月度エステブロガーランキングが発表された。
まずはランキングを見てみよう。

①とふとふ
②バカツル
③シュタイナー中佐
④マスク
⑤ムタジェット
⑥天
⑦オイライダー
⑧ゴンザレス歌麿
⑨LIP
⑩かんぞう奉行

とふとふ無くして1月のエステブログ界は語れず。
記事の更新回数、掲示板での話題性、全ての面で他を圧倒した、とふとふが満場一致で1月度ナンバーワンに。

二番手につけたのがバカツル。
更新回数は激減したものの、中央線よ空を飛んであの娘の胸に突き刺されで貫禄の二着。

新年会を主催したシュタイナー中佐が三位、良作エステ納会記事のマスクが四位、エステ業界に一石を投じたムタジェットが五位に続いた。

とにかく1月はとふとふに始まりとふとふに終わった感がある。
とふとふ独走を止めるのは誰か!?

とふとふブログ中でも話題をさらったのが、神田、池袋、新宿調査記事。
掲示板では「店に行ってないだろう!」の声が続出。
ただし同じ書き手の立場であるブロガー間では、「間違いなくとふとふは調査でエステ店を廻った」との見解で統一されていた。
このあたり、掲示板ユーザーとブロガーとで見解がわかれたのも非常に興味深い現象であった。

とにかく、とふとふの一人舞台となった感のある1月度エステブログ界。
グーデリアン、Gメン多村の大御所の復活、新進ブロガーの躍進が待たれるところである。

参照元
https://ameblo.jp/magin-3k56/entry-11151154171.html

 

文面を見ると、バカツル氏の別ブログだと推測される

ほとんど絡みのなかった第二世代の中に、突然ランクインされた記事であった

ここが起点だったかもしれない

その後、神田エリアは拡大し過ぎ、ついにお上から目をつけられることになる

バブルが弾け飛び、巻き添えになりたくない客が別地域に移ると、セラピストも自然と離れていった

ボクのアメブロは強制退会をさせられ、復活しても数ヶ月周期で退会をさせられていた

混沌としたエステブログ界は、アメンバー限定記事としてアップするブロガーが増えていく

特に、関内を中心に動いていた限定ブロガーが拡大をしていった

たまにコメントをもらっていたが、アメンバーになることはなく

徐々に第二世代、第三世代エステブロガーの更新は減り、カリスマMaskさんも強制退会させられ、御大グーデリアンは更新が止まった

そして、ボクはアメブロから離れていった

 

「こんばんは」

「はぁい、どうぞぉ」

ゴールデン街の小さなお店のカウンターの中には、1人の女性がいた

笑顔の中に見せる、この人誰だろう? という目が少し面白かった

店内を見回し、ビールを飲む

第二世代エステブロガーが語り合ったこの場所で、いまだ増え続けるエステブロガーを思い出した

蟻之門
エステマン
ネク
紙パンツ太郎
しゅうじい
モンジロウ
助教授アオキ
ダダモーレ
エステの虎
エステ大佐
エステポリス

この他にも、知らないエステブロガーはたくさんいる

絡むことのない現世代のブロガーたちは、第四世代となりうるのか

エステブログを書かなくったバカツルさんは、どう思っているのだろうか

ブログの目的に大きな変化をもたらした現世代

この先どうなるのだろう

ビールを飲み干し、席を立つ

「じゃあ、また来ますんで」

「あ、ありがとうございましたぁ」

吉本興行の事務所を横目に歩き、サブウエイの前でTwitterを開いた

すぐに電話をかけ、スケジュールを確認すると2週間先であれば空いているとのこと

すぐさま予約を取り付けた

海外旅行でもなければ、人気バンドのライブチケットでもない

メンエスセラピストの予約である

見慣れたネオンサインに向かいガッツポーズを決め、ボクは足どり軽く新宿の闇に消えていった

 

其の弐につづく……

 

 

 

 

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